最近、道路が趣味です。すみません、最近じゃなくて昔からでした。
物心ついたときには、すでに車が好きで、幼稚園バスを待つ間、自分の家の前の道を通る車の名前を全部言い当ててから登園していた記憶があります。 大学に入る直前の3月28日に免許をとって、入学後すぐから車に乗り始めて、今の車で4台目。 あるとき気づいたのは、車そのものよりも運転が好きで、さらに運転しているときに道路について考えているのが好きと言うことでした。
実家のすぐそばには、116号というごく平凡な国道*1と402号というそれなりに起伏に富んだ国道(海岸なのにね)が走り、大学の頃は404号という、なにやらなにもなさそうな番号*2の国道のすぐそばで暮らしていました。
道路が好き、と言ってもミクロな視点よりマクロな視点のほうが好きです。道路の組成、アスファルトがどうとか、舗装がどうとかについても詳しくなりたいけど、なんでこの険峻なところに道路作ったのか、なんでこんな形の道路になったのかなど、そういう方に対して興味があります。
そんな折り、去年、書店で見かけた一冊の本に胸を躍らせることになりました。
- 作者: 佐藤健太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/10/17
- メディア: 新書
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すごく良かった。僕が知らない国道の世界がそこには広がっていました。もちろん知っている内容もたくさんあったんですけど。
読んでみて思ったのは、新潟県というのは道路にはやはり恵まれているということでした。昔から角栄の影響とかとはよく言われていますしね。
なにせ新潟市だけでこれだけの国道の話題があるのです。
新潟市中央区の本町交差点は日本で一番重なっている国道が多い
国道7号、8号、17号、113号、116号、289号、350号、402号の8国道。ほかに県道も重なってる。あと、高知市にも同数8国道重なっている交差点があるらしい。
新潟市を走る国道7号・8号新潟バイパスのピーク時交通量は日本一
なお、終日を通しての日本一は神奈川の保土ヶ谷バイパス。
国道350号と言えば、海上国道
新潟市の道路に限らず、やっぱりそういう話題があったり行きたくなるし、走りたくなるしで、今は次どこへ走りにいこうかとか、会社の帰りはあそこの道路寄ってみようか、とかそういうことがナチュラルに行えるというのは素晴らしいと思っています。
そんな中で今一番気になっている道路は国道352号。栃木県から柏崎市までを結ぶそれなりに長い道路で、特に福島・新潟の県境の奥只見湖付近、通称樹海ラインは酷道の一つとして有名です。 この道路は現在もまだ長岡市内に不通区間があり、開通に向けて工事が行われています。
この区間は学生時代からすごく気になっているところで、竹之高地トンネルは、偶然ドライブしているときに見つけて、「これいったいどこに繋がるんだろう」と不思議に思ったものです。 それまでにも反対側の萱峠トンネル側の近くにも行ったことがあったので、まさかこことあそこが繋がる計画とは、当時はよもや思いませんでした。 この竹之高地というところは、山古志の蓬平温泉のさらに奥で、本当に山の奥なのですが、どんな風な道になるのか、今から楽しみで仕方がありません。
上のページを見る限り、栖吉とか蜂伏には間違いなくたどり着かないルートだと思うのですが、これはどうなるのかとか、そのあたりを予想したり、調べてみたりするのも道路の楽しみの一つなんだと思います。
ほかには、国道289号八十里越も楽しみですが、開通は2020年代ということで、もうちょっと先になりそう。
そんなわけで、道路が好きなんだーということをただ書きたかったエントリでした。なんか、道路ネタ増やしたいね。