過去、wri.peだったり、Dropbox Paperだったりといったサービスでとっていた自分用のメモだが、昨年あたりからObsidianにとるようにしている。
豊富なプラグインがあることやキーバインドをVimチックに変えることができること、相互のリンク構造を可視化できるなど、機能として素晴らしい点は上げればきりがないのだが、なによりもローカルのMarkdownファイルとして個々に保存されていくコンセプト自体がいけていて、結構雑に書いてもなんとかなってしまうのが気に入っている。
ただ、それ単体ではいわゆるSaaSという形態のものではないため、Dropbox PaperやEvernoteなどでは当然であった複数の端末で同期をとるというのはそんなに得意なことではない。こちらのノートの記事にまとめられているように、方法としてはいくつかあって、記事に出ていないものでも公式の「Sync」という有料の機能やGitレポジトリを介在させるものなどがある。
私自身は昨年時点Self-Hosted LiveSyncを導入し、IBM CloudのCloudantを使って同期させていた。ところが、あるとき設定情報の同期を有効化してから、同期の挙動がいまいちおかしくなってしまい、これを機にIBM Cloudの設定も見直すこととした。
ところが、IBM Cloudにログインして設定情報を眺めてみても、設定したはずのリソースが見当たらない*1。そこで結局、Fly.ioに設定し直すことにした。
Fly.ioでの利用については、Self-Hosted LiveSyncの作者さんがドキュメントであったり、Google Colaboでの自動設定スクリプトなどを用意してくれているが、後者の自動設定については何度やっても失敗してしまう。仕方ないので、今回は手動での設定を実施した。
また、LiveSyncでの同期を試みたが、実際に複数の端末で同期をしようとすると、うまく同期できなかった。ここについても、LiveSyncや設定の自動同期はあきらめ、Perioded+Eventでの同期とすることにした。
今は改めて設定を完了しているが、一度設定してしまうとこの機能からは離れられない。設定の試行錯誤が必要な場面はあるが、その時間と余裕があるならば、同期方法としては一番まとまっているように思うので、検討している方はぜひ試してみてくださいな。
*1:これはこれで対処が必要な気がする。どこにあるんだ俺の同期データ、、、