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新潟の空は今日も灰色

技術ネタ中心にいきたいけど、そんなにネタは持ってません。

MVH-5200のレビューと対策

今年の2月に、カーオーディオのヘッドユニットを買い換えました。

買い換える前

買い換えるまで使っていたのは、JVCKD-C434-Bという1DINのモデル。

AUX端子もあり、CD-Rに書き込んだMP3/WMAが読めるなど、10年前のモデルとしては一通り機能がそろっていた上に音質も悪くなく万能と言えるモデルでした。

ただ、あるときからCDドライブの読み込みが悪くなり、クリーニングしても解決せず、結局ウォークマンをAUX端子につなぐ運用になりまして。しばらくそうやってきましたが、ウォークマンのバッテリーがへたってくるに至ったところで買い換えを決意したわけです。

買ったもの

買い換えたのは、PioneerのMVH-5200。これも1DINです。

特徴としてはなんと言ってもスピンドルレスであることでしょう。CDドライブもDVDドライブも積んでいないため、非常に軽くコンパクトな設計になっています*1

そのほか、AUX端子も付いていて、USBポートの装備、それによるiPhone連携や、BluetoothでのAndroid接続など、光学ドライブがない以外は最新機能の満載のモデルです。メインの液晶パネルでの日本語表示は出来ませんが、スマホ接続によりアプリ上で楽曲表示はできます。

自分が一番欲しかったものはUSB端子で、これを満たせていれば、あと割と機種はなんでも良かったのですが、可動部品があると故障箇所が増えやすいというのと価格とのバランスで、このモデルを選択した次第です。

なぜUSB端子がほしかったかと言えば、SATASSDをUSBケースに入れて接続し、大量の楽曲を聴けるようにしたかったというのがあります。あまりディスクやUSBメモリを頻繁に差し替えたりするのは好きじゃないので、一回差したら差しっぱなしにしたかったのです。

ほかに、候補としては下位モデルのMVH-3200やケンウッドのU300MSあたりでした。 いずれも1万円を切る価格で購入することが出来ます。

ケンウッド(KENWOOD) カーオーディオ 1DINサイズ U300MS

ケンウッド(KENWOOD) カーオーディオ 1DINサイズ U300MS

良かった点

青だけでなく、赤いイルミネーションを選べるのは、アルテッツァの内装によく似合います。

USBメモリに雑にファイル突っ込んで音楽聞けます。手軽!

それくらい(´・ω・`)

難点

正直に言って、いろいろと素直だったKD-C434と比べて難点の方を多く感じます。 下位のMVH-3200を買っても同じ目に遭っていたのではないかと思いますが。

操作性

スマホでの操作ができるという触れ込みでしたが、基本的には、スマホに入ってる楽曲およびアプリでの再生しか操作が出来ません。

たとえば、USBメモリ中のファイルを再生中は、曲一覧を見たりという操作などはできないわけです。これはパンフレットとかには書いてあったんですけど、特にSSDのように大容量のストレージに大量の曲を積もうとすると、そういうこともしたくなってしまうんですよね。

また、メインパネルの操作性もいまいち直観的ではありません。たとえば、付属の赤外線リモコンにはミュート機能がついているのに本体パネルにはついていないので、一時的に音量を下げたいときには、1.電源長押しで電源切、2.ボリュームつまみを回して0にする、3.リモコンを持ってきてミュートさせる、のいずれかの操作をしなければなりません。この点に関しては、ボリュームつまみを1回押せばミュートになったKD-C434のほうが良いと思います。

設定画面も、設定項目によってボタンの役割が違っていて、その都度試さないと設定がうまくできません。

2016/6/22 追記

よく見てみれば、ちゃんとフロントパネルに 再生/一時停止 ボタンありました。けど、消音がほしいんだよ、消音が…

USB周り

そして、なによりつらいのは、一番ほしがっていたUSB接続周りの仕様でした。

まず、USBメモリ/SSDファイルシステムFAT32しか認識しません。exFATNTFSもだめ。これは、U300MSもそうらしいので、現在のカーオーディオ的には全体的にそうなのでしょう。

Vista以降のWindowsの場合、OSの制約でFAT32では32GBまでしかフォーマットできません。Windows PCしか持っていない場合、僕のSSD 256GBは全域を使うことが出来ないわけです。僕はMacでフォーマットかけたので使うことができましたが、人によってははまるかもしれない箇所でしょう。

まあ、普通こういうのに繋ぐものといったら、USBメモリが妥当でしょうし、だいたい32GBまでに収まるでしょうから仕方ないのかもしれません。


地味に不便なのは、ディレクトリ内ランダム再生が出来ないこと。

アルバムの中だけでランダム再生とかをやりたいんですが、それは出来ません。ランダムの選曲の対象は常にディスク全体です。

リピートに関しては、ディレクトリ内のみ、ディスク全体、1曲のみを選択することが出来ますので、そこについては問題ありません。

2016/07/09 追記

最近気づいたんですが、ディレクトリ内ランダム再生は出来そうです。

ただ、ほかのディレクトリに移ったらディレクトリ内の設定が消えるので(ディレクトリ内ランダム再生設定をつけたまま移動できない)、都度設定が必要なようです。


最後に、USB周りの話でつらかったのはファイルのソート順。表示順であり、再生順です。

個人的には、こういうののソートって、ファイル名・ディレクトリ名でやってほしいものと思っています。ファイラーからでも操作しやすいし。

そんなわけで、僕も <アーティスト名>\<アルバム名>\<track_number> <曲名>.mp3 みたいな感じで管理しています。

ところが、MVH-5200では、「ディレクトリを作った順」「ファイルを書き込んだ順」でソートされるのです。

FAT32の仕様とかから仕方ないのかな、みたいな想像もできますが、利便性はだだ下がりなんですよね。

Explorerとか、Finderからコピーすれば、適当にファイル名順に送ってくれるので、そのタイミングではそれでいいのかもしれませんが、その後から新しく別のファイルをコピーしたら、それは問答無用に再生順が後ろになるわけです。新しく追加されていく楽曲・アルバムなどを、毎回あとから再生させたいのであればいいですけど、そうとは限らないわけで…。

なにより、PCでつないだときに、曲順がとてもわかりづらいのですね。

2017/04/02 追記

さらに使っている内に判明した問題点としては、ディレクトリ数、ファイル数それぞれで上限値があるということ。これでは SSD の大容量のストレージがあっても、有効に利用できません。

この問題に引っかかると、ルートのディレクトリは認識するもの、その配下のファイルは認識されず、結果再生できません。

こればっかりはどうにも対策をとれず、多めに入れてあったジャンルのファイルだけ別の USB メモリに入れ替えて曲数を減らすしかありませんでした。

日本語が表示できるわけでなく、大量の曲が入っていても選曲しやすいわけではないので、そういう風に分けていったほうがいいというのはあるのでしょうけど、ちょっと残念な部分でした。

対策

そんなわけで付け替えたあとに若干残念な気持ちになっていたりしますが、対策がまったくとれないわけでもありません。

たとえば、USBのファイルのソートについては、以下の順で操作すれば、ファイル名順にならばせることが出来るわけです*2

  1. ファイルを移動
  2. ディレクトリ名順、ファイル名順にリストなりを作ってファイルをコピー
  3. コピー元(元のファイル)を削除

実際、こういう処理を行うプログラムを書いて、曲を追加する度に動かしてます。僕はプログラムの練習を兼ねてGoで書きましたが、これくらいの処理ならシェルスクリプトかバッチファイルならサクっと書けると思います。

github.com

なんだか、不毛な気もしますがね。

その他

これはカーオーディオ側の問題ではないのですが、SSDをUSBポートにつなごうとすると電流が足りず駆動できない場合がありました。そういった場合、下のようなケーブルで、別途シガーソケットなどから給電してあげる必要があります。

そんなわけで、僕の車には今、USBの口が、オーディオ用が一つ、給電用が3つある状態です…

まとめ

もともと大きいストレージを車に乗せたいという気持ちがあり買い換えましたが、なかなか自分の考えた要件を満たすものを探し出すのは難しいものです。

カーオーディオの操作性については、いろいろ思うところもわきました。どうしても限られた操作条件の中の話ですし、つらいのはわかるのですが、カーオーディオのHMIはなんとかならないものでしょうかね…

*1:おかげで、一部車種では背面のケーブルが短くて届かないという事案も発生しているとのこと…

*2:セクタの順で読むのか、作成日時とかを読んでいるのか、マニュアルからは読み取れませんでした。ctimeなら書き換えるだけなら速そうだけど…